愛猫に医師からの余命宣告。何度も猫ちゃんを見送ってきた経験から、猫の死期が近づいたときに、「あらかじめ準備しておきたいもの」をまとめました。
「安らかな最後」を迎えさせてあげるための心がまえ
愛猫の最後を看取るのはとても辛く、その後も”どうしてあげるのがよかったのか”、”もしかしたらあの対処は間違っていたのではないか”と心を痛めることになります。「最後のとき」が近づいたなら、少しでも安らかに旅立たせてあげたいと思います。
なるべく知識をつけて、その心がまえをしておくことで、よりよい最後を迎えさせてあげられるはずです。
ハイカロリー食
ハイカロリーな食べ物があると、食欲がないときにも安心です。1日に必要なカロリーを知っておいたうえで、いつもの餌に混ぜやすいものを選びましょう。
アース・ペット「にゃんにゃんカロリー」は1袋11kcalの流動食。「ちゅ〜る」みたいに直接あげることができます。
森乳サンワールドのエナジー500や、チューブダイエットはハイカロリーの粉ミルク。ご飯に混ぜたり、水に溶かしてスポイトであげたり、そのまま舐めさせたり・・・と猫ちゃんの状態によって工夫ができます。
エナジー500はAmazonで20g×6包1000円ほど。カロリーは100g当たり500kcalなので、1包あたり100kcalです。
チューブダイエットは療法食で「ハイ・カロリー」「カケシア」「キドナ(ネコの急性・慢性腎疾患用)」といった種類があるので、医師の先生に助言いただきましょう。ハイカロリーは、510kcal/100gなので、1袋20gあたり102kcalです。
好き嫌いもあるので、ムダにしてしまわないためにも、最初はバラ売りしているお店を探して買うといいかもしれません。
自力で食べることができなくなった場合には、流動食を与えるための注入器があると便利です。
人間用の食べ物ですが、コーヒーで使うポーションミルクや、料理用のクリームチーズ(塩分のないもの)も、高カロリー。ポーションミルクは小分けになっているので使いやすいです。
ウェットティッシュ
自分で体をキレイにしなくなると、手や口周りが汚れてきます。ウェットティッシュでキレイにしてあげましょう。
ペットシーツ
普段ペットシーツを使っていなくても、ペットシーツは必要になってきます。体力がなくなり起き上がれなくなってくると、ペットシーツを敷いてあげて、その場でトイレができるようにしてあげます。
そして、「最後の時」や、棺に納めるときにも・・・。
