1日100円から広告宣伝ができるYahooリスティング広告(プロモーション広告)。さっそくスタートしたものの、全く広告が配信されず。初心者で知識がないため、入札単価を上回るように設定しても配信されなかったケースの問題点です。
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広告が配信されない大きな原因は「予算配分」
予算配分が適切でないと、広告がうまく配信されないようです。
ケース1.予算が少ないと配信にセーブがかかる
私の場合”1日100円から広告宣伝ができる”ということもあり、1日400円の設定にしていました。状況として、インプレッションが2で、広告がほとんど配信されていない。
他の広告で@35でいけてたので、Yahooリスティング広告でも同じ入札価格にしていたのが、配信がされなかった問題点でした。
そこで1ページ目掲載に必要な入札価格@200ぐらいまで引き上げ。そうすると、1日2クリックで予算を使いきってしまいます。そのため、配信にもセーブがかかってしまっていたようでした。
ケース2.「引き下げ率」を設定していた
最初にキャンペーンの『予算と掲載条件』を設定する際、『ターゲティング設定』の中で、「デバイス」という項目があり、「引き上げ率/引き下げ率」の設定ができました。
初心者としてはよくわからず、「引き下げ率を設定しておくと、状況に合わせて自動でそこまで入札価格を引き下げてくれるのかな。」という考えで引き下げ率20%に設定していました。
結果として、入札単価が設定した20%の金額になり、配信されないという状況に陥っていました。
この引き上げ率、引き下げ率は、表示どおり「デバイス毎」の設定。PCにはあまり表示させたくない時には、PCデバイスの入札価格の引き下げ率を設定。スマホにより多く表示させたい時には、スマホの入札価格の引き上げ率を設定・・・という風に使うものでした。
特にデバイス毎の設定をしないのであれば、「引き上げ率0%」に設定しておくのが正解です。
ケース3.「インタレストマッチ」に配信設定していた
同じくキャンペーンの『予算と掲載条件』を設定する際、『インタレストマッチ配信設定』というものがありました。
スポンサードサーチは、検索したキーワードにより、検索結果に表示される広告。インタレストマッチ広告は、Webサイトなど”キーワードに関連するサイト(興味)”に表示される広告です。
この『インタレストマッチ配信設定』の設定項目「配信しない」の下に注意書きで下記の文言があるんですよね、
※配信を停止した場合、広告効果が下がる可能性があります。
※「配信しない」を選択した場合、「配信する」への変更はできません。
初心者としては、配信しないを選ぶと「広告効果が下がる」「配信するへの変更ができなくなる」という、デメリット部分に注目し、「配信する」の設定をしました。
結果として400円の予算のうち、200円がインタレストマッチに設定され、より予算配分が少なくなっている状態でした。しかもインタレストマッチは別途、インタレストマッチ用の広告の形式があるため、配信できない状況でした。
予算が少ない場合はスポンサードマッチに集中を
少ない予算でYahooリスティング広告を回そうとするなら、予算を集中させることが大切です。入金の時点で、よくわからないまま予算が配分されていたため、今後はインタレストマッチに配信しないよう設定をしました。
設定を変更した場合、今後インタレストマッチを再開するときには、『YDN』から細かな広告の設定ができるようです。
「スポンサードサーチ」と「インタレストマッチ」の入金割合の設定方法
[スポンサードサーチ]→[資金管理]の入金管理で、入金割合の設定ができます。
その項目で、「インタレストマッチ入金割合」を0%に設定しておくと、入金された際に全て広告予算が「スポンサードサーチ」に配分されます。
インタレストマッチの残高をスポンサードサーチに移動する方法
一度「インタレストマッチ」に配分された予算を「スポンサードサーチ」に移動する場合には、[スポンサードサーチ]→[資金管理]→と移動し、内容確認にチェックを入れて[決定]をクリック。
そうすると、「インタレストマッチ」の残高全額を「スポンサードサーチ」に移動することができます。
注意点としては、資金を移動すると移動が翌月になるということです。たとえば3月に移動させると、翌月4月1日に反映されます。
Yahoo!リスティング広告の設定は慎重に
初心者のため、なんとなくで設定していましたが、結果として広告が配信されない状態に陥ってしまいました。月初に気づいたため、資金移動してもその分の広告費用を使えるのは来月初め・・・ということに。
適当に設定してしまうと同様のケースに陥る人もいるだろうなと思ったので、自戒&メモ代わりに情報をまとめました。Yahoo!リスティング広告の設定は慎重にしましょう。