

肌悩みをきっかけに化粧品検定1級→コスメコンシェルジュに。ドラッグストア勤務経験もある、さかぽんです。
30代、40代と年齢を重ねるにつれて、肌の生まれ変わりの周期「ターンオーバー」が遅くなり、古い細胞や角質が肌表面に残りやすくなります。その結果、肌トラブルにつながることも。
肌がざらついたり、毛穴の詰まりや黒ずみが気になりはじめたら、スペシャルケアとして『酵素洗顔』を取り入れるのがおすすめ。
古くなった角質や汚れをすっきり落とし、スキンケア成分が角層まで届きやすいようサポートしてくれます。
酵素洗顔の種類やデメリット、市販で購入できるおすすめの酵素洗顔パウダーをご紹介します。
酵素洗顔とは?30代〜40代を悩ます古い角質にもアプローチ


酵素洗顔に配合される酵素は主に2種類です。
- タンパク分解酵素
- 皮脂分解酵素
タンパク分解酵素
角栓は約70%が角質(タンパク質)、30%が皮脂からできています。古い角質もタンパク質。
そのためタンパク分解酵素は、角栓やゴワつきの原因となるタンパク質に働きかけます。
酵素の例 | プロテアーゼ、パパイン酵素、パイン酵素 |
皮脂分解酵素
余分な皮脂を分解して洗い流します。
ただし皮脂は肌のうるおいを守る役割もあるため、30代〜40代は洗浄力が強すぎないものを選ぶのが安心です。
酵素の例 | リパーゼ |
酵素洗顔パウダーのデメリット


酵素洗顔パウダーのデメリットを知って、適切な使用を心がけましょう。
洗浄力が高い=使用頻度に注意
多くの商品は「毎日使用OK」とされていますが、30代〜40代の肌には毎日使用はおすすめできません。酵素洗顔は汚れを落とす力が強いため、必要なうるおいまで奪ってしまう可能性があります。
肌のザラつきや黒ずみが気になるときに、週1回ほどのスペシャルケアから始めるのがおすすめ。肌の状態を見ながら頻度を調整しましょう。刺激やヒリつきを感じたら使いすぎのサインです。
洗顔後は、普段以上に保湿ケアを丁寧に行ってください。
湿気に弱い
酵素は水に触れたときに活性化します。そのためほとんどがパウダータイプ。
ボトルタイプはコスパが良い反面、湿気の多い洗面所やお風呂場に置くと効果が落ちやすい点がデメリット。


個包装タイプなら成分の劣化を抑えられ、いつでも新鮮に使えます。
市販でおすすめの酵素洗顔パウダー3選
ドラッグストアで人気の酵素洗顔パウダーに共通するのは、カプセル状のパッケージ。個包装で開けやすく、手にパウダーを出しやすい形状です。
圧倒的な人気!黒の酵素洗顔『ファンケル ディープクリア洗顔パウダー』


酵素 | プロテアーゼ(タンパク分解酵素) |
アミノ酸系の洗浄剤を配合。うるおいを守ってくれる糖や、1gで6Lの水を保持するヒアルロン酸が配合されているので、つっぱりも感じません。
酵素洗顔パウダーは泡立ちにくいものが多いなか、洗顔ネットを使用しなくても、手早く濃密なもっちり泡ができるのが最高!
洗顔ネットを使用すると、さらに濃密になり、気持ちの良い泡での洗顔が可能です。


そして、手にパウダーをとりやすい個包装のカプセルのおかげでストレスレス!


手軽な使いやすさも人気の理由だと思います。
ディープクリア 洗顔パウダー 全成分情報(クリック)
ココイルグリシンK、マンニトール、(ヤシ脂肪酸/パーム脂肪酸/ヒマワリ脂肪酸)グルタミン酸Na、PEG-75、デキストリン、プルラン、ラウロイルグルタミン酸Na、ミリスチン酸Na、カンテン、パイロフェライト、ミリスチン酸K、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、α-グルカン、タルク、石英、ラウリン酸Na、ベヘニルアルコール、ラウリン酸K、プロテアーゼ、炭、ヒアルロン酸Na、シリカ、パルミチン酸Na、コーンスターチ、ステアリン酸、パルミチン酸K、ラウリン酸、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グリセリン、アラントイン、リン酸2Na、リン酸K、酸化鉄


選べる3種の酵素洗顔『suisai スイサイ ビューティクリア パウダーウォッシュ』


suisaiの酵素洗顔パウダーは、肌にあわせて選べる5種類があります。
- パウダーウォッシュN:毛穴汚れが気になる肌に
- ブラック パウダーウォッシュ:ベタつきテカる肌に
- ゴールド パウダーウォッシュ:乾燥でキメの乱れた肌に
- グリーンパウダーウォッシュ:ニキビができやすい肌に
- ピンクパウダーウォッシュ:かさつくのにテカる混合肌に
共通して、アミノ酸系洗浄成分の「ラウロイルグルタミン酸Na」「ミリストイルグルタミン酸Na」を配合。2つの酵素が配合され、毛穴の黒ずみ汚れ・角栓を除去してくれます。
酵素 | ・プロテアーゼ(タンパク分解酵素) ・リパーゼ(皮脂分解酵素) |
保湿成分「アクアグルコシド(エチルグルコシド)」「ヒアルロン酸Na」がうるおいを守ってくれるので、洗い上がりがつっぱりにくいはず。
多くの酵素洗顔パウダーと同様に、手だけでは泡立ちにくいので、洗顔ネットの使用がおすすめです。
ここでは、30〜40代におすすめの種類をご紹介します。
うるおってふっくら肌『ビューティクリア ゴールド パウダーウォッシュ』(黄金色のパウダー状)


ゴールデンひまわり油(ヒマワリ種子油)・ゴールデンアボカド油(アボカド油)の美容オイルが配合された酵素洗顔パウダー。
毛穴汚れを除去しながらも、キメの乱れの原因となる乾燥を防いでくれます。30代〜40代の年齢層の人は、うるおいを重視したゴールド パウダーウォッシュがおすすめです!
ビューティクリア ゴールド パウダーウォッシュ 全成分表示(クリック)
タルク、マルチトール、ココイルイセチオン酸Na、ミリストイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウリン酸K、カラギーナン、カンゾウ根エキス、スクワラン、クエン酸、ヒアルロン酸Na、ヒマワリ種子油、アボカド油、BHT、DPG、シルク、エチルグルコシド、プロテアーゼ、リパーゼ、安息香酸Na
うるおい守って透明感UP『ビューティクリア パウダーウォッシュN』(白いパウダー状)


ベタつきも乾燥も気にならない、幅広い年齢層向けのスタンダードなタイプ。すっきりした、つるすべ肌を目指したい人におすすめです。
ビューティクリア パウダーウォッシュN 全成分情報(クリック)
タルク、ココイルイセチオン酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na、ラウリン酸K、ミリストイルグルタミン酸Na、カラギーナン、シルク、メチコン、イソステアリルアルコール、BHT、DPG、エチルグルコシド、乳酸、水酸化K、プロテアーゼ、ヒアルロン酸Na、リパーゼ、メチルパラベン
過剰な皮脂を吸着『ビューティークリア ブラック酵素洗顔パウダー』(黒いパウダー状)


優れた吸着力のある「モロッコ溶岩クレイ」が配合されているので、過剰な皮脂が気になる人におすすめです。
ただし30代〜40代の肌は、皮脂を落としすぎるのはあまりおすすめできません。肌の乾燥が進んだ結果、肌の水分を守ろうとして皮脂が増えてしまっている可能性もあります(インナードライ)。
肌の状態を見て使用するようにしましょう。
ブラック パウダーウォッシュ全成分情報(クリック)
タルク、ココイルイセチオン酸Na、ミリストイルグルタミン酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウリン酸K、ラウロイルグルタミン酸Na、カラギーナン、メチコン、炭、イソステアリルアルコール、BHT、モロッコ溶岩クレイ、DPG、シルク、エチルグルコシド、乳酸、ヒアルロン酸Na、水酸化K、プロテアーゼ、リパーゼ、メチルパラベン、酸化鉄
2種類の酵素入り『Obagi オバジC 酵素洗顔パウダー』


酵素 | ・プロテアーゼ(タンパク分解酵素) ・リパーゼ(皮脂分解酵素) |
アミノ酸系の洗浄剤「ラウロイルグルタミン酸Na」「ミリストイルグルタミン酸Na」を配合。整肌保湿成分としてビタミンC(アスコルビン酸)も配合しているのが特徴です。
こだわりのうるおい成分として配合されているのは、植物から抽出された「ヒメフウロエキス」と、海の褐藻から抽出された「アスコフィルムノドスムエキス」。



人気の『Obagi オバジC 酵素洗顔パウダー』だけど“泡立ちが良くない”という口コミで多いです
公式サイトの動画を見ても、それほどモコモコした泡にはなっていません。
公式FAQでは、「泡立ちと汚れ落ちは比例せず、酵素でしっかり汚れが落ちている」との回答があります。ただし水の量が多いとシャバシャバになって顔に広げにくいので、なるべく少量の水で。
泡立ちが欲しい場合には泡立てネットを使い、ネットを濡らした水分だけで泡立てるのがおすすめです。
全成分表示(クリック)
タルク、ラウロイルグルタミン酸Na、ミリストイルグルタミン酸Na、ソルビートル、ココイルグリシンNa、アクリレーツクロスポリマー-2-Na、アスコルビン酸、プロテアーゼ、リパーゼ、ヒメフウロエキス、アスコフィルムノドスムエキス、水、シリカ、デキストリン、BG、リン酸K、リン酸2Na、メチルパラペン


まとめ|酵素洗顔は“頻度と保湿ケア”がカギ
酵素洗顔は、古い角質や毛穴汚れをオフしてスキンケアの効果を高めてくれる心強いアイテム。
ただし洗浄力が強いぶん、毎日使うと乾燥や刺激につながる可能性があります。
30代〜40代の肌には、週1回〜数回のスペシャルケアとして取り入れるのがおすすめ。
個包装タイプを選べば、湿気による成分劣化も防げて安心です。
市販で手に入る酵素洗顔パウダーをうまく取り入れて、年齢肌特有のザラつきや毛穴悩みをすっきりケアしましょう。