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「牛乳は危険、体に悪い」って本当?嘘?ここだけは反論

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たびたびシェアされる「牛乳は危険」「牛乳は体に悪い」という情報の中にある、間違った情報。体に悪いものを摂りたくない気持ちはわかるけれども、そのために明らかな嘘を広めるのはどうかと思うので、”それは違うでしょ”という点だけ、反論します。



牛乳には「抗生物質や抗菌剤が混じっている」という嘘

私が見かけたこの論理。

牛は病気にかかりやすいため、常に抗生物質や抗菌剤などが投与されていて、それらの薬品は牛乳の中に混じる。

そもそも抗生物質や抗菌剤が混じっていたら、出荷なんてできません。たとえばプールの水の中に2〜3滴混じったぐらいの量でも出荷できないぐらい、検査は厳しいんです。

一酪農家が気づかずに出荷してしまい、他の酪農家のミルクと合わさった後に発見されると”まとめて全部廃棄”されることになるため、膨大な弁償が発生してしまいます。

▼こんな風に牛乳に混じるのは大変なことです
防ごう!賠償責任事故! | 酪農ヘルパー要員の皆様へ | 群馬県 酪農ヘルパー WEB

さらに家畜に抗生剤を投与すると、一定期間出荷できなくなるのに、そんなリスクをおかしてまで”常に抗生物質や抗菌剤を投与”するなんてありえませんよね?

そのため、なるべく病気にしてしまわないように、大切に育てています。

日本は世界と比べてダントツレベルで基準が厳しいので、海外のデータがそのまま日本に当てはまるわけではないってことですね。

「牛乳は牛の赤ちゃんの飲み物だから体に悪い」という論理

牛乳といっても、さまざまな種類があります。たとえば生乳は、牛から絞ったままの乳を加熱殺菌したもの。加工乳原料は、チーズ、バターなど。

牛乳は牛の赤ちゃんの飲み物だからよくないというなら、なぜ生乳だけがダメなのか疑問が残ります。

現状、チーズやバターにまわす牛乳がなくなってきていると聞いています。ヨーグルトなどの発酵乳にまわすので精一杯なのに、牛乳の生産量は減る一方。

牛乳が減り続けることで、チーズやバター、生クリームも高騰していき、それらを使う食品は高級品になっていくことでしょうね。




その他の牛乳の気になる「嘘」について

上記にあげた以外にも、「牛乳」にまつわる話。それって本当?な情報については、こちらのサイトが参考になります。

牛乳の気になるウワサをスッキリ解決! | 気になる情報 |Jミルク

牛乳に関して思うことは個々人の考えなので自由ですが、少し調べればわかるような情報をうのみにして、広めることは疑問です。

産業として畜産業をなくしてしまうと、成り立たなくなります。人間の食べられない草を食べて、人間が食べられるものを生産してくれている乳牛。

それを否定する風潮が広まることで、生産量が減り続け、結果としてバターやチーズも不足する。この流れは、食料自給の観点から言うとどうなんでしょうね。

情報は「複数の情報源」で確認を

しばらく「牛乳」で検索すると、「牛乳は超危険!」という記事が検索結果の上位に表示されていました。

「牛乳」を検索すると衝撃的な結果… 業界団体「これは…」と困惑 - withnews(ウィズニュース)

2017年9月初旬の段階で検索結果の上位でしたが、2017年9月17日現在、該当の記事は上位に表示されずインデックスから外れているようです。

この「牛乳は超危険!」という記事は話題になり、検証記事も書かれていました。

「牛乳は超危険!」って本当? Google検索最上位に出てくる記事を検証してみた/ねとらぼ

Googleは、低品質なサイトへの対策にも取り組んでいます。

Google ウェブマスター向け公式ブログ: 日本語検索の品質向上にむけて

検索結果の上位だけを意識した低品質なサイトが、検索結果の上位に表示されると、間違った情報が信頼ある情報として広まってしまいます。

検索エンジンも完璧ではないので、ひとりひとりが複数の情報源で確認をし、本当に信頼できる情報なのかを確かめるスキルが必要でしょう。

さかぽん
宮崎は畜産県で友人も身近にいて、「牛乳はミネラルウォーターより検査が厳しい」という話も聞いていたので、そこだけはしっかり反論してみました。個人サイトならまだしも、信頼されやすい大きなサイトほど情報の真偽に気をつけて欲しいものです。

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