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【ペットを飼うなら】看取る覚悟が大事。愛猫を見送る日までの記録

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今からペットを飼おうという人にとっては楽しくはない話です。愛猫6匹を毎年のように見送って、感じたことです。
さかぽん

憧れの猫ちゃんを飼った時はただ嬉しくて、家族みんなが猫好きに。でも、飼いはじめた頃は見送る時のことは考えていなかったんですよね。

最後を看取る日まで。こんなしんどいことがあります。

ペットを見送る覚悟
  1. 自宅で看取る時「安らか」は理想
  2. ツンデレ猫も甘えん坊になる
  3. 月5万円〜の治療費を覚悟

猫ちゃんを飼うなら、看取る覚悟を決めて大切に家の中で育ててあげて欲しいと思います。

この記事は、愛猫を看取ったばかりの私の、気持ちの整理のための記録です。

目次

自宅で看取る時「安らか」は理想

はじめて愛猫を見送った時は衝撃でした。こんなに亡くなる時って、苦しむものなのだと。

何度も苦しむのを、その瞬間まで見守り続けることになります。

さかぽん
ほんとに、ほんとに、しんどいです。

しばらくは新しい子を迎え入れる気にもならない。

ペットロスの状態になるのは、そういう場面を目にして心に残るのも一つの理由だと思います。

愛猫の看取り:ペットのおうち

多頭飼いだったので”残った子”になぐさめられましたが、1匹だけだと悲しみを受け止めきれなかったと思います。
さかぽん

あの時、こうしていれば良かったかも。どんな方法をとっても、後悔が押し寄せてきます。

何年も前に亡くなった子も、正直、受け止め切れていません。

そのため、私は手元供養でずっとそばに置いてます。

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その時が近づくにつれてツンデレ猫も甘えん坊になる

体調が悪くなってくると心細くなってくるのか、今まで甘えてこなかったようなツンデレ猫も甘えん坊になります。

頭をゴッツンゴッツンぶつけてきたりして、ギャップ萌え。可愛くて仕方なくなります。

なんだよぉお〜。お前、いままで体の上に乗ってきたりなんかしたことないやん〜(嬉しいし切ないしで複雑)
さかぽん

月5万円の治療費の覚悟を。6匹めの愛猫ちゃんの記録

放っておけない猫を家猫にし続け、2020年現在で6匹を看取りました。子猫のうちに家にきた子は18歳、17歳、17歳、15歳。

大人の猫になって家にきた子は推定、6歳、10歳。野良猫の期間が長かったほど、寿命が短いことを実感しています。

6匹のうち、3匹はガンです。

正直、餌が悪かったのか心配になりましたが、長生きするほど人間と同じようにガンで亡くなってもおかしくないそうです。

さかぽん
先生に「長生きするぐらい、大切に育てたってこと」って言われて、救われました。

ペットの治療費はペットの種類・病名・動物病院などによって異なるので、一概にいくらということはできません。

私の場合はこれまでの経験から、手術が必要な月は15万円〜、毎週通うような継続治療の場合には月5万円ほどの治療費を覚悟しておくのがよいという感覚です。

参考:価格.com – ペットの治療費 | ペット保険

手術〜1ヶ月の記録:15万円〜

愛猫の首に腫瘍ができ、あっという間に大きくなりました。他のガンになった子と同じ兆候…。

「悪性ガン」を覚悟しました。

ただ私自身が体調不良・入院・退職というタイミングで、体力的にもお金的にも不安定になり、すぐに病院へ連れて行くことができませんでした…。

運よく、副業の収入が伸びてくれました。大切なものを守るためには「一つの収入に頼らずにいること」が大切と実感。
さかぽん

腫瘍切除の手術後、先生の「今日は食欲もないはず」という声をよそに、帰宅したとたん「お腹空いた〜!」。生命ってすごいね。

傷口を広げないようにと包帯ネットで作ってくれた、先生手作りのお洋服を何度もボロボロに。

手術後は翌日、数日後と通う頻度が多くなり、金銭的な負担も重くなりがちです。

愛猫ちゃんは1週間経っても抜糸ができない状況…、原因は、切除した箇所の下から盛り上がってきていた「新しい」腫瘍。

悪性腫瘍、毎回実感するけど、進行がほんと早いです。このままだと傷口が閉じないので、その部分だけを再手術。

2回目の手術の後も、うまいうまいと元気にもりもりご飯を食べていました。その食欲に、救われる。

安定期1ヶ月の記録:2.5万円〜

こら、お兄ちゃん、お姉ちゃんの上に!

週1回の通院ですむようになり、新しい腫瘍ができたらジュッと外から治療。

昔と違って今はそういう治療法もできました。猫ちゃんへの負担もお金の負担も少ないのはありがたい。

はじめて私の部屋を訪問するようになり、お膝に乗ってくることも。一緒に寝るようになりました。

見送るまで1ヶ月の記録:7万円〜

「残り1ヶ月ぐらいかな、1週間単位の命。」

そう聞いてQOL(クオリティ オブ ライフ)、1日でも幸せな日を送れるようにと餌を充実。

多種多様なものを揃え「飽きた〜」と言えば別の餌を与え、トッピングをし、すっかりグルメな子に。

ガンが進行してくると、肺にまで影響が及んでいきます。水が溜まるようになり、水が溜まったら除去してもらいました。

ガツガツご飯は食べるので、体重も増えて元気な姿に。

でも、体調が悪くなる時はあっという間。

27日、息が荒くなる。

28日、病院に連れていくと肺に水は溜まってない状態。ついにガンが肺に蔓延ってしまっているよう。

「辛そうな時には眠らせてあげることもできるから、相談して」先生のお言葉。

慌てなくてもいいように、最後を看取るためのアイテムも揃えておきました。

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その日の夜から、食べ物を口にすることもできず、ヨダレを流すように。

29日から給餌や薬がさらに辛そうになりました。

以前、看取った猫ちゃんは「ムリな給餌がとどめになったのでは?」という経験があったため、回復の見込みもないならとムリな給餌もやめて、なるべくしんどい思いをさせないようにしました。

何度か「眠らせてあげた方がいいのかもしれない」という考えがよぎったけれど…

娘猫ちゃんが寄り添い、毛繕い。

かなりしんどい状態なのにむくっと体を起こして娘猫ちゃんを舐めてあげた姿を見て、このまま家で最後まで見守ろうと決めました。

近くで見守りつつ就寝。30日、午前3時半、トテトテという足音で目覚め「気のせい?」と思うと体の上に重み。

体調が悪い中でお腹の上に乗ってきたことに驚き、撫でつつも”お別れの時が近いからだ”と感じて電話で母を呼ぶ。その間に愛猫ちゃんは体を降り、冷たいところに移動し危篤。

持ち直したけれど、この段階になると、娘猫ちゃんが母猫のそばに近づくことを嫌がるようになりました。

体調の悪い猫は、冷たい場所に行きたがります。

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そのほうが心地よいのだとは思うけれど、冷たすぎる場所は心配。(そして寄り添う私も寒い)

こういう時に移動させるのは慎重に。「体調が悪いのに持ち上げたのがとどめになったのでは?」という後悔の経験ありです。

薄めの敷物を体の下に通して、ずるずる引っ張って移動させる作戦。体への負担にならず移動できたので、おすすめです。

たくさんの愛猫を看取って後悔し続けた経験からの学び。
さかぽん

1日、娘猫ちゃんが聞いたことのないような鳴き声を出して、極端に母猫のそばにいるのを嫌がるようになりました。

そばにいてもらうことを諦めていたら、夜にスッとそばに寄ってきて、丹念に母猫の体を毛繕い。

母猫ちゃんを撫でてあげると、娘猫ちゃんに「触るな」とばかりに手を叩かれる。しゅん。

仕事をする気にもならず、移動する場所にずっと寄り添い続け、水をいつでも飲めるようにサポート。

そして2日の朝9時半。永遠の眠りに。

6匹めなので最初の頃より動揺はしなくなったものの、食欲がなくなるなどペットロス状態。

残された3匹が野良気質で、まったく触らせてくれないから癒されない…。寂しい…。
さかぽん

長く一緒に過ごせば過ごすほど、大切な家族の一員となり、悲しみも深くなります。

看取り方に正解はありません。だからこそ、それまでに自分なりに愛情をそそいであげることが一番だと思います。

ペットロス状態はしんどいです。

  • 食欲がなくなった分リッチなデザートや食材を購入
  • 読みたかった漫画を大人買い
  • 愛猫ちゃんが亡くなって必要なくなったものを片付ける

などしました。無理せず、でも落ち込みすぎないように気分転換することも大事です。

生き物を飼うって「簡単なこと」ではありません

病院に行くお金がないから…。そうやって放置すればするほど、大事なペットの苦しむ姿を目にすることになります。

なるべく安らかな最後を…と思えば、お金も大事です。

ペットのQOLを考えるなら、飼う前に月5万円の経済的な余裕があるかどうかを考えておいた方がいいかもしれません。

正直、看取るまでを経験しないと「簡単なことではない」というのは実感できないと思います。

家の外に出せば、その分、病気になる確率も増えるし寿命も短くなります。家の中で飼える数だけを、大切にしてあげてください。

私自身も思い出すのはしんどい&返す言葉が難しいので、コメント欄は閉じます〜
さかぽん
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